しばらくWEBのことに触れてませんでしたので、メールについて書いてみます。
巷では、電子メールを使うという事が一般化され、便利なツールとして確立していますが、なにぶん不動産業者様に関しては、まだまだ疎いという方が多く、メールの送信内容も受け取り側が、“ああ・・この人慣れてないんだな?”と悟られるようなメールが多いように思います。
たとえばこんなメールです。
以下本文
お問い合わせありがとうございます。
この物件は、3980万円で、土地が23坪、建物は、3階建てで外壁はパワーボードです。
接道は、4m道路で、車庫付きです。
近隣に小学校やスパーなどもあり住環境良好です。
ぜひ現地をご覧いただければと思います。
お待ちしております。
とまあ、こんな感じのメールです。
結構多く見かけるパターンです。
しかし、書いている本人には、わからない盲点があります。
まず、お客様はこの不動産業者様にだけ、問い合わせしているわけではありません。
なんという業者の誰か?これを書かなければなりません。
重ね重ね、お客様はいろんなところに対して問い合わせしている確率が高いです。
ですから、“お問い合わせの物件” といわれても、いっぱい問い合わせているうちのどれだったっけ?ってことになります。
お問い合わせいただきました、東新小岩4丁目の3980万円の3LDK車庫付きの物件の件ですが・・・と
こうならなければ、???で終わりです。
あと、概要に関してもあえて書く事は良い事ですが、たぶん知ってます。
ですから、物件に関する付加価値情報や添付ファイルによる提案書などが、必要だと思います。
メールには次の要素が簡潔に記されている場合効果があると思います。
1.だれ宛のメールか
2.会社名と担当者名の紹介文
3.どの物件に関する返信かを具体的に明記
4.物件の情報に対する付加価値(添付メールで提案書etc)
5.店舗誘導のお誘い文句
6.自社のHPへのお誘い文句
7.シグネチャ(会社名、担当者名、住所、電話、メールアドレス、URL、ブログ)
上記を見ていると当り前のように思えますが、結構できてません。
大変なのは4番でしょう。
まず添付ファイルの送り方がわからない方が結構います。
それと、添付するファイル(提案書)を作ることが大変であることもあるでしょう。
しかし、この辺の事ができてこないと、他社と差をつけたホームページ戦略にすることは、困難です。
ホームページを見てもらう事は、サッカーで例えると、キックオフです。
問い合わせがあり返信メールを送ることで、相手の布陣を崩し、
店舗に誘導することで、うまくセンターリングを上げる、
あとは、契約というゴールに結びつける。
要は、ホームページを良い物を作ることは、キックオフをするために不可欠ですが、肝心なのは、布陣を崩し、センターリングし、ゴールを決める事です。
電子メールの操作方法を知ること。
どんな提案書をつけたら相手の心が動くか。
メールは非常に都合良く使える通信手段です。
お客様に都合良く使われるのではなく、業者側が都合良く、賢く、使いましょう!!