最近の中小工務店事情を見ていると、コンストラクションマネージメント(建築生産管理)が半ば無意識的に行われるようになってきたように思える。
タマホームやアキュラホーム、アイダ設計などの低価格路線の住宅会社のノウハウを誰もが知るようになり、住宅の建築コストは中小と言えども低価格な商品を作ることができるようになってきた。
コンストラクションマネージメント ※CM は、アメリカ~由来で、発注者と施工者を円滑に管理する建築専門知識を持った第三者によるマネージャーによって行われるものと言うのが定義のようですが、言葉の意味をそのまま解釈すれば建築の管理と言う事ができる。
これを自社でやるか第3者が行うかの違いになるのだと思いますが、結局のところやる事は生産性の向上と言うことになる。
それがノウハウとして、集客手法とセットで高額なコンサルティングフィーとシステムのセットで今までは売られていた。
しかし、情報化社会がすべてのノウハウをオープンにし始めている。
昔お金を払わなければ聞けなかった話が今ではタダで、情報収集できてしまう。
例えば、Twitter(ツイッター)で、『〇〇システム』 と検索すると、それを使っている人のつぶやきが表示される。
その人をTwitterフォローしておけば、その人がそのシステムに対してどのような困難や利便性があるのかなどを知ることができる。
今まで、工務店が支払ってきた高額なコンサルフィーのほとんどは集客に関するコンサルフィーが主だった。
コンサルタントも厳密なコンストラクションマネージメントができるほどの知識を持ち合わせていなかったため、集客とかマーケティングと言う言葉で逃げていた。
今後は厳密な生産管理が問われるようになるでしょう。しかし、厳密な建築生産管理ができるコンストラクションマネージャーは、どこにいるのか?