知恵と知識

知恵と知識について最近また、考えさせられるシーンが多いのでコメントしようと思いました。
私が思うに、知恵とは共和です。知識とは武器です。
知恵とは、その場その場に応じて物事を理解、判断しその時点で有効な手段を考え出せる能力ということだと思います。
知識とは、世の中で承知の一般的または専門的情報をどれだけ知っているか。ということだと思います。情報武装というくらいで、知識とは自分を守るため、または、相手を攻撃するために備える傾向が強いようです。
それに引き替え知恵とは、相手を攻撃したり自分を武装するためではなく、誰かと、または自分自身と共和しようとした時に湧いてくる能力だと思います。
知恵と知識とは表裏一体として、考えるべきものであり、知恵に偏ると実現できない、知識に偏ると争い事が絶えない。このようなものだと感じます。
私は知恵と知識をバランスよく備えて生きたいと思い、日々を励もうと思います。

先日、自称不動産コンサルタントという方の講義を聞きました。けっこう有名な人らしいですけど・・・。
その講義の内容が、知識に異常に偏った話でしたので、私自身は非常に聞き苦しく、途中で帰ろうと思ったのですが、どんな締めくくりなのかが気になり、とりあえず最後まで聞くことにしました。
その不動産コンサルタントいわく、これからの時代は投資の時代であり、不動産運用や株式運用が今後生き残るためには不可欠だ!というお話でした。
そこだけ聞けば、ああ、そんあもんかなぁ・・。くらいで聞いていたのですが、その不動産コンサルタントは、だから小学生のうちから、教科として資産運用の教科を導入するべきだ!数学など世の中に出てもクソの役にも立たない教科よりこっちを優先させろ!とまあ・・・こんな論調なわけです。
私は2児の親として、子供には金儲けの仕方を教えろ!と言われても・・・。どうにも納得できず、それであれば、自然に触れさせ、倫理を学ばせ、人と人が共に生きて自然と調和していくとはどうゆうことかという骨の部分をしっかり教育し、そのために相対的な知識を身につけさせる方がよっぽど大切ではないかと思いました。
そんな人としての生き方がしっかり身についてから、金儲けの仕方など、世の中に出て、いやというほど学ぶのです。そして、実際に金儲けができた時に、または、できなかったとしても、間違った方向に走らない人間になるのだと思います。
世の中、金だ!というような、こんな不動産コンサルタントは、人前でしゃべるな!と深く憤りを感じた瞬間でした。それでも周りの人間は、いい話を聞いたというような感じで・・・。地位や名声とは、恐ろしいものだと感じました。

この不動産コンサルタントの話は、私にとって反面教師であり、裏を返せば最後まで聞いてよかったのかもしれません。
お金は誰でもほしいし、私もその一人ですが、倫理を伴ったお金をできれば流通させたいと思います。

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