ホームページでは物件を沢山掲載すれば反響が来ると思いがちですが、物件数以外に大きな反響要因があります。
信用できるかどうかです。
ネットで検索しているユーザーは不動産業界のしくみを理解してきています。
『一生に何度もある事ではないので解らないから、昔みたいに不動産会社の言うがままに』 というスタンスのお客様は減ってきているようです。
仲介手数料に関してもシビアな見方をしてきています。
かといってすべてのユーザーが仲介手数料を支払いたくないと思っているわけでもないようです。
お客様は、『支払った分だけのサービスを受けたい』という事が、理論的に主張できるようになったという事でしょう。
同じ物件が色々な不動産会社で紹介されていて、どの不動産会社に行っても結局同じ物件情報が流通しているのだという事も感じているお客様は多いでしょう。
だからこそ、サービスや接客で差をつけなければなりませんが、わざわざ店舗を飛び込んでどの不動産会社にしようかなどとは思いません。
今は、ホームページという疑似店舗がありますから、そちらでサービスや人間を見定めてから、どこで仲介してもらうかを決めることができます。
ですから、物件情報量が豊富よりもむしろ、サービス内容や営業マンの対応や人格が解りやすいサイトの方が、反響が取れてくるのではないかと思われます。
仲介業の問題としてよく耳にするのが、下記の内容です。
逆にこれらの事をすべてやらなければ差別化になるとも言えます。
・アンケートを取るだけとって音沙汰がない
・オトリ物件や古い物件ばかり
・条件に合わない物件を平気ですすめてくる
・決めてほしそうにやたらとせがむ
・確実でない事を平気で言う
・情報を隠そうとする (丁目までしか書いてないとか)
・契約したら後は知らないという対応
・親身に相談に乗っていただけている気がしない
・案内時にゆっくり見れない
・怖かったり誠実でなかったり
・案内の時にナンパモードになる (男性営業で女性客だった場合)
これらの事をやりませんと宣言するだけで、結構差別化になると思います。
斬新な新しいアイデアも大切ですが、まずは基本的な顧客の要望にこたえるという事が重要だと思います。