ランチェスターの法則から学ぶ地域不動産戦略 【不動産マーケティング】

ランチェスターの法則という言葉があります。

実は、デジコムはランチェスターの法則を実践してきています。

デジコムは、95%程のお客様が葛飾区と江戸川区に集中していますし、意図的に商圏を広げていません。
それは、葛飾区と江戸川区そして不動産業と限定することによって、1点的なシェアを確保するためです。
また、業務効率も非常に上がります。
宣伝効果も高いですし、移動距離も少なくて済みます。
広告宣伝費および交通費をかけないことにより、経費削減が可能になります。

広告宣伝や顧客獲得をプロモーションする際に、エリアをあえて狭めるということは非常に勇気のある決断です。
しかし、エリアを広げることにより、戦略、戦術の効果が下がってしまいます。
極限まで狭めたとき自社の優位性が向上します。

また、ターゲットを絞ることも勇気ある決断が必要です。
デジコムは、不動産業に特化して、優勢を高めています。
自分で言うのもなんですが、デジコムは総合的なIT知識を持ち合わせているため、不動産業以外のIT運用サポートができないわけではありませんが、あえて不動産業に特化しています。
不動産業に特化している理由は、私自身が建築・都市開発に非常に興味があるということ。
不動産業は、経済の食物連鎖上、頂点に存在しているということ。(人が住むという、行動から以外に地域の経済成長はない。)
この2点です。

私の商売上不動産業者様のホームページ制作をすることが多いですが、中小企業である以上、ランチェスターの法則を利用しなければ、効果がだしづらくなります。
ホームページのSEOキーワードに、城東地域,区を2つ3つ,沿線名,などを指定する方がいらっしゃいます。このように広域に設定してしまいますと効果が出しづらくなります。

ホームページに関して言えば、ターゲットも絞る必要があります。
自社がどんなことを求めている人に優位性が高いのかをわかりやすくPRしなければなりません。
低額所得層、高額所得層、デザイン重視、健康重視、住環境重視、地球環境重視、趣味重視、福祉重視、子供重視、利便性重視、2世代重視、資産価値重視、相続重視、税務対策重視、地主重視、買取重視、ファイナンシャルプラン重視、間取り重視、耐震重視、などなど、
このように自社の優位性がどこに有るのかわかりやすく表現しなければ効果が出しづらくなります。
『なんでもできるは何にも出来ないの始まり。』と私は良く言いますが、なんでもできる人が、一点に集中たときの力はすごいものがあると思います。

何かに特化する。
何かに尖る。

中小企業が、ランチェスターの法則を実践したとき、企業の固有価値が向上し、わかりやすい企業に生まれ変わるのではないでしょうか。

次回は、戦術と戦略の話をしていこうと思います。

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