分譲住宅や建売住宅の社有物件を取り扱う不動産会社で、建物や分譲地などにネーミングを行っていない会社は多くあります。
建物シリーズや分譲シリーズにネーミングをする事はとても大切です。
ネーミングする事によって、建物が商品化されその商品に対して愛着がわきます。
愛着がわくと、どのようにその商品を育てていくかという事を考えるようになります。
商品を育てようと思うと、その商品の内容を作り上げなければならなくなります。
お客様も社員も、商品名で呼ぶようになります。
そうしてブランド力が付いていきます。
しかしながら、単に商品名を決めればそうなるわけではなく、その商品の仕様を決定していく必要があります。その仕様はお客様が要求する仕様でなければ売れる商品になりません。
ですから、不動産会社や建築会社のわがままで仕様を決定したところで、売れる商品に育っていく事はありません。かといってゴージャスな仕様にすればよいというものでもありません。お客様も喜び、企業も利益が出せる仕様を作らなければなりません。
仕様を作る際に、この仕様で受け入れられるだろうか?という不安があって、その不安を解消するまで仕様が出来上がらないという事も良くあります。
でも、今できる可能な限りの良質で低コストな仕様をまずは作ってしまうことがお勧めです。
その上で、受け入れられない部分やコンセプトに合わない部分を改善していきます。
最初は心もとない仕様でも、作れば改善していくことができるようになります。
それがある程度受け入れられる仕様に育っていった場合、とても重要な恩恵を受けられるようになります。
受け入れられる仕様を元に、新たな商品開発がしやすくなります。
そうすると、次の商品の仕様決定が初めて仕様を作る時よりも格段としやすくなるはずです。
この様にして、お客様に受け入れられる仕様を作れるようになると、時代の変化に合わせて新しい商品を開発し、時流に適応できるようになります。
ですから、商品化はするべきですし、商品に名前を付けて育てていくことが大切です。
後日、商品化に役立つツールをご紹介しようと思います。