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問題を聞いて目的を知る

本日とあるお客様向けの提案の話で、社員のITリテラシーを向上させたいという、相談がありどのように提案したらよいか、という話が社内であった。

ITリテラシーをなぜ向上させたいのかという解は、社員の情報セキュリティーの意識を向上させたいのだとか。

仕入れ単価リストなどが入っているパソコンを平気で取引先に操作させてしまうのだという事でした。

だから、情報セキュリティーに関して社員の教育をしたいということだったのですが、

でも、これってITリテラシー向上したからって解決する話なのか?

という話になり。

取引先に聞かずともパソコンを操作できるようになれば、単価リストが入っているパソコンを外部に操作されずにすむ。という解決策なんておかしいだろ・・・。ということで問題だけにフォーカスして目的を見失った解決であるということになった。

私が思うにこのような場合、パソコンを触らせている社員に問題があるのではなく、経営サイドに問題がある。

そもそもセキュリティーポリシーなどないであろうし、そんなものを定めた所で絵に描いた餅である。

社員の教育や意識に問題の核があるわけでなく、仕組みに問題があると私は感じた。

その仕組みは経営サイドの問題であり、仕組みを作っていないということに対する問題を社員教育に転嫁しているように思える。

経営者は自分の代わりをしてくれと社員へ要求しがちだが、社員は決して自分の代わりにはならない。

なぜなら、経営者の代わりに社員の一人がなったとしたら、経営者本人は不要な存在になるから経営者は無意識にその社員を抑えつけてしまう。

不要になったらなったで、他の仕事をするよ、というような経営者であればよいのだが、大半の経営者は自分の会社に思い入れが強く、自分が何もかも把握し実権を握っていないと気が済まない。

だから、社員が自分以上に考えてくれるようにはならないのである。

だから、仕組みは経営者が作らねばならないもので、仕組みを作らずに社員のITリテラシーを高めたところで、社員はもっとパソコンで好き勝手なことをするだけである。

そもそもIT技術で取り扱える情報は仕組化しやすい情報が多いですから、パソコンでやることを出来るだけ限定していくことだと思います。

最低限パソコンでやらなければならないことを決めたら、それ以外の事は手書きでもなんでも、一番社員に負担が無い方法でやればいいのだと思います。

問題は社員のITリテラシーという事で話は始まりましたが、目的として一番行わなければならないことは、経営者の仕組化に対する意識改革ではないかということに、私の結論は達しました。