Googleインスタント検索が及ぼす不動産業への影響

Googleインスタント検索が海外では話題になっているようです。

インスタント検索とは、検索キーワードを入力する際に、入力している最中からキーワードを予測し、検索結果をリアルタイムに表示する機能です。

まだ、日本のGoogleでの対応は未定なようですが、海外で評価されれば日本も時間の問題だと思います。

YahooJapanもGoogle検索エンジンを採用するという事が決まり、切り替わるのも時間の問題です。

Google検索にどのように不動産物件を表示させていくかという事に様々な変化が今後生まれてきそうです。

入力途中で検索結果が表示されるようになると、ユーザーは検索する際に、地域名を先に打つか、物件種別を先に打つか、またはこだわりを先に打つか、価格を先に打つか、などで検索結果に大きく影響してきます。

今まで 『葛飾区 不動産』 などのキーワードでSEO対策していた方々も実益に伴った検索エンジン対策へとおのずとシフトしていきそうです。

たとえば、『葛飾区』 というキーワードのみで検索した場合、葛飾区の公共団体のホームページが軒を連ねます。

葛飾区の次にユーザーが不動産と入力してくれれば、『葛飾区 不動産』 でSEO対策している不動産会社が検索結果に表示されるでしょう。

しかしながら、リアルタイム検索になった場合、葛飾区の次に不動産と入れるより、さらに深堀したキーワードを入れてみたくなったり、そういった行動を誘発しやすくなるのではないかと言うのが私の見解です。

わざわざ検索ボタンを押して表示された、サイトに縛られず、どんどんいろんなキーワードを気軽に入力する可能性が高まると思います。

また、Googleアドワーズのスポンサーサイトリンクも当然検索キーワードによって切り替わるでしょうから、購買目的にユーザーにとってみれば、サイト上部にあるスポンサーサイトリンクをクリックする率も高まるかも知れません。

そう考えると、不動産会社のWEB広告ニーズもさらに高まるかも知れません。

今のうちにアドワーズの使い方に慣れておいた方が良いかも知れません。

このニュースを見て、ビックキーワードに優位性が高まるのではないかと一瞬思いましたが、実はそうでもなく、ユーザーは入力したキーワードがリアルタイムに検索結果に表示されるため、目的に合ったサイトを見つけるまで、次々とキーワードを打っていく可能性もあります。

そう考えると、ロングテールキーワードにも優勢がはたらくと私は考えています。

ただし、特定の複合ワードで2ページ目以降に表示されるサイトに関しては、極端にクリックされる率は下がるかも知れません。

しかしながら、ユーザーが入力するキーワードが多様化することが考えられますので、中小企業には追い風かも知れません。

地域限定商材にも追い風だと考えれば、不動産業界のサイトの運用の考え方も、正しい方向へ変化していきそうで、Googleインスタント検索には私は期待してます。

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