デジコムで売上分析を行う際に、8:2の法則とデシル分析を使用して売上分析を行いました。
8:2の法則とは、原因の20%が結果の80%に影響を与える。という理論です。
この法則をデジコムに当てはめた結果、見事にあてはまりました。
デジコムの売上原因の定義として、内務と外交を8:2で分けました。
そしてその結果を求めました。
内務と外交の比率は、内務8:外交2です。
私たちの仕事柄圧倒的に内務業務が多くなります。
外交は、実際20%位の割合です。
前月は、商品開発やレポート提出に追われ作業のウェイトは、圧倒的に内務に偏っていました。
その結果見事に結果の20%にしか影響は与えられず、売上が下がりました。
今月は、前月の反省をもとに外交にウェイトを傾けました。
すると売上の結果に対する80%の部分に影響を与え、売上は上がりました。
同じ作業を行うにも、原因の20%(外交)の部分にウェイトを傾けることによって売り上げが向上する事が実践的に明らかになりました。
原因について80%の内務は永久に存在しますが、できるだけ内務業務の効率化を図り、外交に注力する事によって売上改善ができることがわかります。
顧客別の前年対比デシル分析を行い分析しました。
その結果これも見事に理論上の結果と同じ結果が出ました。
デシル分析とは、全顧客を購入金額の高い順に10 等分してその構成比を算出する分析方法です。
その結果売上の高い上位3割の顧客の売り上げが、全体の80%の売り上げに影響するという理論で、デジコムもほぼこの理論が当てはまりました。
デジコムは顧客数150社くらいです。
そして前年(2006年度)になにがしかの取引があった企業は約70社でした。
見事に売上の80%は、『70社/3割=上位21社』 の売上からでした。
今期(2007年度)はまだ終わっていませんが、今期の中間結果もほぼこれに該当します。
この統計からアプローチの方法を各顧客の位置づけによって変えていく事により効果的な営業活動が可能な事が考えられます。
皆様の会社はどうでしょうか。
売上分析してみると、明日の行動が見えてくるかも知れません。