仕事には依頼主がいます。
それは、クライアントだったり上司だったり、エンドユーザーだったり。
依頼主は、言葉で何をしてほしいか伝えます。
その言葉だけを表面的に受け取って実行すると、これと言って評価もないし、結果も気にならない。
なぜなら、『何でその仕事をしてほしいと依頼したのか?』 と言うところまで考えていないからです。
例えば、『応接室に○〇の資料を置いておいてくれ。』 なんて頼まれたりします。
そうすると、資料を置いておけばよいとばかりに1部置いておく。
確かに依頼した事は遂行しています。
しかし、『何で応接室にその資料を置いておく必要があるのか?』 ともう少し踏み込んで考えたら、誰かと打合せするからなのか?、何人と打合せするつもりなのか? それは取引先なのかお客様なのか? これらの事を考える事によって対応を変える事ができます。
応接室の汚れに気がついたら掃除しようとも思えるし、打ち合わせならホワイトボードを使うかも知れないから前の会議で書いた事は、写真にとってホワイトボードをきれいにしておこうとか、いろんな事が連鎖的に考えられるようになります。
言葉を理解するという事は、なぜそれを言ったのか?、と言うところまで考えるという事だと思います。