今回からは実践ノウハウです。
不動産ブログCMSでは、タイトルや本文などを自由に記載することができます。
自由に書けるという事は、裏を返せば、全く効果のない書き方もできてしまいます。
訪問者にしても検索エンジンにしても、そのページを見るか見ないかを決める一番の要素はタイトルです。
ですからタイトルを上手に記載することで、効果が変わってきます。
悪い例) ワンルーム賃貸物件をご紹介します。
タイトルにこのような記載をすると、消費者がそのタイトルをクリックする要因が著しく少なくなります。
1.どこの場所にある物件なのか。
2.アパートなのかマンションなのか貸家なのか。
3.選択の要因となる特徴は何なのか。
こういった情報が全く掲載されていないので、ユーザーにとってクリックする理由が有りません。
悪い例のタイトルの場合、検索エンジンで検索さした場合、『ワンルーム 賃貸』と検索して出てく可能性がありますが、検索結果は日本全国津々浦々の物件になるでしょう。
日本全国津々浦々のワンルームマンションどこでもよいというユーザーは、まずいないですからユーザーはおのずと町名などのワードを織り交ぜます。
『葛飾区東新小岩 ワンルーム賃貸マンション』 こんなタイトルだったらどうでしょう。
なんだかユーザーの立場に近づいてきたような気がしてきましたね。
この標記にも工夫が必要です。
募集したい賃貸物件は、区外の人が借りるような物件なのか、物件周辺の方が借りるような物件なのかで、町名にした方が良いのか、沿線や駅名にした方が良いのかが変わります。
この辺は実際募集活動を行っている営業マンの方の肌感覚が合っているのだと思います。
そんな事を考えながらタイトルを考えていたら、なんだか入居者の顔が見えてきましたでしょうか。
どんな人が借りた方が良いのか?
どんな人なら利便性が高いと思って借りるのか?
その物件はどんな人に向いているのか?
そんな事を考えながら物件の特徴をタイトルに記載したら家探しユーザーの目にとまるのでは。
沢山の人に見てもらわなくても、本当にその物件を気に入っている人がピンポイントで見てくれればお問合わせになる確率は高いわけですから、そこら辺をくすぐる言葉をタイトルに入れるとクリックされる確率は高くなると考えられます。
そんな思いを形にすると次のようなタイトルが考えられます。
『葛飾区新小岩 ワンルーム賃貸マンション バイク置き場あり』
こんな感じになると、新小岩でワンルームマンションを探しているバイク好きの青年が借りようとしているという入居者イメージができてきました。
この若者は、とっても綺麗な駅近のワンルームマンションなんだけどバイク置き場がない物件と、少々古いワンルームで駅からも徒歩10分程度かかる場所だけどバイク置き場がある物件、とどちらを選択する可能性が高いでしょう。
この若者の生活の一部がバイクならば、バイク置き場のないワンルームは、どんなにきれいでも駅近でも選択肢の中からは消えてしまうわけです。
そんな希少な特徴をPRせずに、『ワンルーム賃貸物件をご紹介します。』 がタイトルではその物件を見る理由もないし住むイメージもわかないわけです。
そして、家さがしユーザーはどんな単語を使って検索しているのかを創造すること。
これらの事を考え、タイトルを付けるように心がけてください。
賃貸をベースにお話しましたが売買物件でも一緒です。
良いパターンとしては
区を含む地域名 物件種別 物件の特徴
この様にタイトルの内容を記載するようにすると、検索エンジンにもユーザーにも効果的なタイトルになります。