最近新築の賃貸物件を見ましたが、気が利いてねーなー・・・。と思わざるを得ない。
基本的に新築ですから壁紙は新品、設備も新品、一見問題の無いように見えます。
空間としては、賃料相応の空間を作っているわけですから入居者もそこにも文句はないでしょう。
本当に些細な部分で、不便なんです。
例えば高齢者賃貸であれば、玄関戸がゆっくりと締まるとかそんな工夫でずいぶん暮らしやすくなります。
コンセントの位置等もそうです。
コンセント一つ増やしていったいいくら工事代金が変わるというのか?
たぶん工事費用の削減ではなく、単に気付いていないだけ、と言う感じがします。
そこで暮らすイメージができていないから、そこで暮らした人の不便に気付かずに設計施工してしまうのでしょう。
キッチンのそばにカップボード置くでしょ、普通・・・。
カップボード置いたらそこには炊飯ジャーや電子レンジ、電気ポットとかがおかれるでしょ、普通・・・。
で、何でコンセント無いの?
そんな事も考えない、設計者や施工者ってどんな家に住んでるんでょうかね・・・。
エアコンのそばに換気扇置いたら、エアコンから出てきた冷気や暖気が外に逃げてしまう事ぐらいなんで誰も気づかないのか。
そんな家あるのかよ! って思うでしょ。
いっぱいありますよ。
でも、私が言っているそんな事を改善するのは、工事内容的に言ったら些細なことです。
RC造やS造の建物ではそんなに簡単なことではない場合もありますが、木造だったら簡単に改善できます。
見た目をきれいにする営繕工事ばかりでなく、利便性を考えた営繕工事を心掛ければ、エンドユーザーの敷金に対する意識なども変わってくるのではないでしょうか・・・。