どうしようもない物件 【不動産雑談】

先日とある会社の社長様から面白いお話を伺うことができました。
その社長様いわく、どうしようもない物件の方が不動産会業者が主導権を握りやすいということでした。言われてみれば確かにそうだなと思いました。
しかし、そのどうしようもない物件を仕入れたところで、若しくは専任を取ったところで、売却できなければ意味が無くなってしまう。
そこで、その既存の不動産に付加価値をつける事と、ローンを通すもしくは、お客様に納得してローンを組んでいただくという2つのことを行わなければなりません。
付加価値をつけることに関しては、現在は追い風です。
健康、エコ、Co2削減、食糧自給率、化学物質、防犯など。挙げればきりがないほど、さまざまなニーズが生まれています。
そういったニーズをくみ取り、住宅に反映させていくことで付加価値をつけられると思います。
ローンの件が一番大変だと思います。
銀行は、どうしようもない物件に対してローンは出しませんから、ノンバンクのローンになってしまう・・・。しかしノンバンクは金利が高い。お客様が納得しない。
こういった問題の解決が、どうしようもない物件をさらにどうしようもない物件のトップクラスに引き上げてしまう。
そういったローン問題をアウトソーシングできる会社があるようです。
お客様のファイナンシャルプランを作成し、金融機関との交渉を行っていただけるそうです。
ローンに関しては、もうひとつ方法があるのではないかと私は考えています。
要はお客様はノンバンクによるローンでも納得してくれればよいわけですから、どうしようもない物件と新築物件を購入したときの総支払額とお客様に影響する将来価値を比較するような参考資料などをきちんと作ることが大切だと思います。
そして、不動産営業マンといえども、『そうゆうことなら自分もほしいな』と思えるくらいまで企画的に練り込むことが大切だと思います。

『どうしようもない物件の方が不動産業者が主導権を握りやすい。』

私の中でどうも気になるキーワードです。

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