ITは「導入よりも運用」のコスト意識が成果を生む

ITを活用して競争力を高めたい。効率化したい。自力を強めたい。

そのように考えている経営者の方は多いとおもいます。

ホームページ制作を通じての集客業務やCADソフトの活用による生産性の向上やパソコンを新しく買い替えることによって効率化を図ることなどがIT活用の代表例でしょう。

私の経験上ほとんどの経営者の方は、導入費用には関心がありますが、運用費用には関心がありません。

新しい設備を導入すれば結果が変わると思っておられる方がとても多いです。

設備を導入すれば、ホームページにしろ、CADソフトにしろ、パソコンにしろ、運用しなければなりません。
ホームページであれば更新する必要がありますし、CADソフトであれば保守費用やバージョンアップ料、操作を覚えるための指導料なども運用費として考えなければなりません。
パソコンもそうです。新しいパソコンにしたら生産性が上がるのではなく、パソコンを使う人間の能力を上げるためにコストや時間を使わなければ生産性はほとんど上がりません。

ですから、何をいくらで導入するかよりも、課題のある業務を効率化するためにどのような運用が必要で、その運用に耐えられる能力を身に着ける予算はいくらである。というように考えなければ、何かのシステムや設備を最新にしたという優越感しか得られない。

最新にしたかったのではなく、結果を出したかったはず...。

今やパソコンは1万円でも買えるような時代です。
今ある設備やシステムなどのリソースを今以上に活用して成果を出すために、どのような運用をどのような能力を身に着けて行うべきかを考えたほうが結果に及ぼす影響は大きいということは明らかです。
設備の費用が高いのか安いのかなど、結果に大した影響は及ぼしません。

何を所有しているかなど大した意味はありません。
どのような運用によってどのような成果を得るかということに関心を向けコストをかけていく時代です。

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