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施工事例およびビフォーアフターの文章サンプル

工務店様のホームページを制作していると、定番のコンテンツに施工事例とお客様の声というのがあります。

どんな建物を建ててきてそこに住んでいる人はどのような満足を得たのかを表現するためには欠かせないコンテンツです。
まずここを見るといっても過言ではないでしょう。

ですから、このコンテンツの内容は非常に重要です。
また、頻繁に更新することが可能なためサイトの価値をあげてくれるコンテンツといえます。

施工事例のページを見ると、写真のギャラリーが表示されているだけというページも少なくありません。写真を見れば解るでしょ?というスタンスもありですが、『こういう家を建てたい!』と消費者に思っていただくためには写真だけでなく、どうしてそのような家になったのかという背景は文書として読んでいただけるとより、共感度が増します。
また、検索エンジン対策としても、文書量があったほうが優位性が高いため、建てた家への思いは十分に伝えて損はありません。

しかしながら、思いはあっても文章にしようと思うと難しいし、どうも筆が進まない。ということが良くあります。
こんなシーンによく出くわすので、どのように文章を構成すると書きやすいかをまとめてみました。

1.お客様との出会い

2.お客様の概略

3.お客様が悩んだり困ったりしていたこと

4.お客様の悩みや困ったことの解決策

5.お客様の希望や夢

6.お客様が納得した瞬間

7.実際の施工時のエピソード

8.引き渡した時の互いの感動や感謝

9.その後のお客様の生活

以上のような構成で文章を作成するとよいと思います。

【サンプル文章】

『ご希望の間取りを部屋数を減らすことで解決した家』

お客様との出会いはポータルサイトのお問合せからでした。
お客様は家づくりのことを勉強し始めたばかりで、いろいろなハウスメーカーや工務店に資料請求をされているようでした。
お客様のご希望はまだ漠然とした状態で、今住んでいる土地に予算内で新築建替えができるかどうかという以外に私たちが把握できるご希望はありませんでした。

お客様は葛飾区にお住まいで、ご主人は日本橋にお勤めのサラリーマンの方で、奥様は専業主婦です。男の子(5歳)と女の子(2歳)のまだ、小さなかわいいお子さんがいらっしゃいます。
建替え前の住まいは、もともとご両親が住んでいた築35年の木造住宅でした。

築35年の木造住宅は、家族4人では狭く、部屋数も少ないという問題に加え、耐震性にも不安があり、実際に大地震までの地震でなくても倒壊してしまう恐れがありました。
それに加え、断熱性能という意味ではほとんど断熱性などなく、冬場は外の温度とあまり変わらないような寒い家だったということも問題でした。

耐震性としては耐震等級3を標準性能として提供している当社の建物であれば安心して暮らして頂けると確信しておりましたが、予算内で部屋数と断熱性能を向上させることに悩みました。
その結果、断熱性能を向上させることには妥協せず、間取りを工夫することで、現状の悩みとご希望を解決できる方法を考えてご提案しました。
まず、キッチン収納とクローゼットを徹底的に充実させました。
そしてできる限りの間仕切りをなくし、リビングと大きな洋室1部屋、和室1部屋の2LDKのプランを企画しました。壁面積を押さえコストダウンを図りました。
大きな空間が雑然としないようにあらゆるデッドスペースを収納にし、その他にしっかりとした収納を多く儲けました。

ご家族の夢は、小さな家でもいいから、家族がいつでもそばに感じることができて、お客様やお友達が来た時に家族みんなも集まって話せるような家がいい。
そんな風におっしゃっていました。

2LDKのプランを見た時は、まさか部屋が2つしかないとは思っていなかったようで、びっくりしていました。しかし、収納を充実させることでいつでも綺麗なお部屋を保つことができること。今はお子さんが小さいから別々のお部屋を設ける必要が無いこと。
高気密高断熱住宅なので、開放的なセンスの良い空間が造れ、しかも寒くないどの部屋も温度が一定の空間になること。将来的に大きな洋室を区切ることで、別々の部屋として使えるようにしてあること。などをご説明し、予算内に収まったプランに納得していただきました。
他社と相見積もりを取っていたのですが、2LDKでプランしてきた会社はいなかったと、逆に感心していただけました。

施工が始まり、今まで住まわれていた建物を解体する時には、小さなころご両親と過ごされてきた思い出がよみがえり、少し涙ぐんでいるように見えました。
狭かったし、寒かったけど、きっといろいろな思い出をこの家で重ねたのだと思い、私は解体する前に、できるだけ写真を撮っておこうと思いたくさん写真を撮っていました。
セピア色に加工した写真をアルバムにして、解体の際にお客様にお渡ししました。
こんな家だったね。って後で家族でお話しして、その時の出来事を思い出していただければ幸いです。

お引渡しの時には、広くて暖かいリビングで、みんなで乾杯しました。
私たちの社員やご家族の皆さんと感動と感謝をいろんな言葉でお話しできたと思います。
個人で行う人生の一大事業を完了させたという満足感というか充実感というか、そんな気持ちにお客様もなって頂けていると感じます。
そんなご家族を見て、いつも私たちも胸が熱くなります。
つらい時も、うれしい時も、このリビングに家族みんなで集まって、また新しい思い出を重ねていくのでしょうね。

その後お客様からは、温かい家になって子供が風邪をひかなくなった。といううれしいお言葉をいただきました。そして、暖房の光熱費がかからなくなって電気代も節約できているので、家計的にも助かっているということもお話し下さいました。

末永くご家族の住まいを見守っていきたいと思います。