最近中小企業でもコンサルティングを受ける企業が多くなってきました。
私もコンサルティングの仕事が最近増えています。
コンサルティングを受けることにより、新しい手法や知識が身に付きとても新鮮な気持ちになります。
それとともに、新しい知識や手法のわかった経営者様は、焦ります。
コンサルティングを受けると急に時間がないなんて事を言ったりします。
今までは、今まで通りにやってきたのに、手法を知った瞬間に焦ります。
これらの実績を踏まえて考えると、コンサルティングは経営者の意識に対する特効薬としては有効なようです。
しかし企業の特効薬かどうかというと、微妙な部分もあります。
人間の体にたとえてみると、コンサルティングは、アリナミンとかリゲインを飲むような感じでしょうか。即効性は確かにあります。
しかし筋肉質で骨太の体を作るためには、アリナミンやリゲインでは作れません。
毎日の食生活や運動、睡眠といった規則正しい生活から健全な体が出来上がっていきます。
企業も同じことが言えると思います。
踏んばるとき、疲れた時に、コンサルティングは効き目があると思います。
しかし、企業を筋肉質な骨太企業にするためには、コンサルティング(アリナミン)では作れません。
人間の体に再度たとえれば、食べることがインプットです。
運動することがアウトプット。
睡眠が蓄積です。
企業は、この当たり前のような日々を規模に応じて行っているのでしょうか?
正直言って、栄養不足と睡眠不足と運動不足が入れ混じっている状態の企業も多いように思います。
コンサルティングは企業の特効薬になりえます。
しかし、企業の骨格や筋肉にはなりません。
よく食べ、よく働き、よく寝る
これは、企業も人も変わらない原理だと思います。