今回は仕組化についてお話します。
なぜ仕組化しなければならないのか?
現在の中小企業は、仕事がなくて困っている方はあまり見られません。
それを証拠に、私の訪問先で仕事がなく呆然としている方は、皆無です。
皆さんそれぞれ、忙しそうにしています。
ですが、忙しいのと、儲かっているのでは話が別です。
案件ごとに案件ごとの対応をするため、1つの事に時間がかかりすぎて、生産性が低下しています。
生産性が低下している状態でそれ以上の売り上げを見込もうとしても、無理です。
1日1件の対応が精一杯の人に1日5件をこなせ!!それは、不可能であり、1日だけならまだいいのですが、それを毎日やったらどうなるか・・・。
営業マンは、過労で出勤できなくなり、お客様からは悪評が轟き、クレームの嵐になることが容易に想像できます。
今、中小企業が投資すべきは、売上を上げるための広告ではなく、売上を上ても大丈夫な仕組化(生産性の向上)だと私は思います。
仕組化については連載しようと思っています。
仕組化について以下の項目を定義します。
1.目標
2.会社情報の整理
3.経理情報の整理
4.総務情報の整理
5.店内の整理
6.報告・記録文書の整理
7.顧客情報の整理
8.物件情報の整理
9.業者及び家主情報の整理
10.営業手法の整理
11.教育体制の整理
考えられるところでざっと上記があげられます。
これらのことが仕組化することにより、経営者がいちいち全てを監視し指示する必要がなくなり、経営に専念できるようになります。
よく経営者の方に、多く見受けられる傾向として、社員さんに下記のようなコメントをしています。
1.お前何がしたいんだ!!
2.今会社がどういう状況かわかってんのか!(よくも悪くも)
3.もう少し気をきかせろ!
4.整理整頓をしなさい!
何しろ細かくああだこうだ言っています。
それが、理念や志、目標や夢の話であれば、いいのですが、その場その場で起こっている事すべてにおいて、ああだこうだ言っていてもきりがありませんし、社員の行動の幅を狭めてしまうことがよくあります。
まずは、会社を仕組化し、最低限のことは、言わずともできている事が、生産性を向上でき、経営者の負担の軽減や社員の行動の一貫性へと通じると考えています。
今後この課題について私なりの意見を述べていきたいと思います。
次回は、1項目の目標について考えます。