私の友人がここ最近建売を買った。
その友人がどこの不動産会社から買ったのか商売がら気になり聞いてみた。
そうしたら、覚えていないのだとか。
多棟現場の一角を買ったそうで、おそらくどこかの仲介業者から買っていると思われるのだが、どこの仲介業者だったか覚えていないと・・・。
この感じだと売主業者も覚えていないのではと聞いてみたところやっぱり覚えていないのだとか。
当然どこの建築会社が建てたのかもわからないという、見事な忘れっぷりでした。
珍しい人だな?! っと思い、少し前に買った友人にこの事象が再現するかどうか試しに聞いてみた。
するとナント!!
再現してしまったのである。
別の友人は、仲介会社は幸いに覚えていたものの、売主会社は知らないのだとか。
当然どこの工務店が建てたなどの情報も知りもしない。
最近野菜でも生産地はおろか作っている人の名前と顔まで出ているご時世で、野菜の10万倍以上の買い物の買った会社も作っている人も知らないなんてありえない!!って感じでした。
これは、購入者に問題があるのか、販売者にもんだいがあるのか?
どちらにも問題はあると思うが、あえて言えば販売者なのではないか?
忘れられるような仕事しかしていないということであるし、購入者は何の感謝もしていないということがうかがわれる。
そんな感謝もしていないような会社には、今後その購入者が、知り合いを紹介したりなどあるわけもない。忘れてるんですから・・・。
どのような商品を販売するときも、販売者にとって一番の敵は、忘れられてしまうことです。
購入者に忘れられてしまっては、選択肢に入っていないわけですから売れるわけがありません。
忘れられないためにどうすればよいのかを考えることが今後、不動産業界においても課題なのだと思います。
忘れられないために必要な要素を2つ上げてみます。
1.感謝されること
2.こまめにアプローチすること
このどちらもない会社は忘れられてしまいますので、常に新しい顧客を追い続け、しかも最初の接点で購入まで至らないと売り上げにならないという仕組みが出来上がっています。
利益を顧きゃく還元ではなく、メディア還元する体制から抜け出せなくなります。
集客したお客様が忘れてしまうことはあったとしても、せめて購入頂いたお客様には覚えていていただきたいですよね。