先日、グローバル研修企画様主催の武笠ガーデン視察ツアーでバスの中で隣に座られていた方が、住宅CMサービスの若本様でした。
バスの車中で、いろいろとお話させていただき、その日のツアーは終了したのですが、数日後、若本様が東京にいらっしゃるということで、お声掛けいただき一緒に食事をとる時間をいただきました。
若本様は、エンドユーザーから建築エージェントとして、最適な住まいのコンシェルジェサービスを請け負うとともに、その成果物を工務店数社でコンペしていただき、お客様のフィーリングに合う工務店との引き合わせを行っています。
若本様のすごいところは、プランの打ち合わせや完成予想図の提示、設備使用や見積もり積算、資金相談までお客様と綿密に打ち合わせし、出来上がった仕様書をもとに工務店のコンペを開催するところです。
工務店は、建てる事が決定していて、すでに仕様や積算が出来上がった新築工事の請け負いができるわけですから、集客コストや見積コストなど多くのコストがかかっていない状態で請け負うことが可能です。
しかしながら、数社のコンペですから工務店側はコンペに勝つためにプレゼンテーションの質を向上させます。
その向上させようという意識が工務店を成長させ、真の強い工務店ができるのだと若本様は言っていました。
工務店自らが強くなろうと決意するのだと。
だから若本様がやっていることは、コンサルティングではないんですよね。
工務店自らが強くなるサービス。
そして、お客様も納得のいく建物を手に入れられる。
素晴らしいサービスだと感じました。
様々な学びもあり、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
私が初めて見たパターンで、注目すべきビジネスだと感じました。
不動産業界でも何か応用が利くことがあればと思います。