私は、母に 『お前の身体は借り物だ』 とよく言われました。
借りているものだから大事にしなさいと。
私は、それじゃあ自分のものって何なんだろう? と思いました。
考えてみれば、『思い』以外に自分のものなどありませんでした。
お金も家も食べ物も・・・すべて自分が自由にコントロールできるものではない。
私がいつも思うのは、本当に自分のものなら死んだときに持っていけるか?ということです。
生まれた時に何を持っていたか?ということです。
そう考えたら、自分のものと思っているものは、実は自分のものではないのだと感じます。
ほしがればほしがるほど、自分のものではないむなしさが追いかけています。
私は唯一自分が持っているものを存分に利用し、多くの自分のものではないものを大事にしていくということを母から学びました。
自分の身体を粗末にしている今日この頃の反省。