当社のクライアント『グローバル研修企画』の建築視察研修会に参加してきました。
視察場所は、100年定期借地権の街、『ムカサガーデン』です。
バスでの視察ツアーでしたが、バスの中では、住宅生産性研究会 戸谷理事長が定期借地権やCM(コンストラクションマネージメント)についての講義を聴く事ができました。
ムカサガーデンは、全43棟のレンガ造りの住宅地で、欧米並みの街並みを実現しています。
敷地内には電信柱が立っておらず、区画を仕切る塀もありません。
電信柱は、建物の裏側に立て、道路側から見えなくしています。
また、各区画に塀がない事で、4mの私道は8mにも12mにも見える開けた街並みに見えます。
玄関前は各世帯ガーデニングを楽しんでいるようです。
ムカサガーデン内には建築協定があり、景観を損ねる建物を建てる事はできません。
本物のレンガ造りの家が、とても素晴らしい景観を作り出しています。
100年の定借ですから、親子3代にわたってその場所に住み続けると言う事も可能です。
100年にわたり、建築協定によって景観を引き継がれ、街のステータスを維持し、ヨーロッパや京都町家のような住宅地として成熟すれば、その価値は建物が古いから取り壊すと言うような薄っぺらい価値ではなくなるでしょう。
この街を管理しているロッキー住宅の社長様もかっこよかったです。
地主の武笠さんの財産を守るため、永く価値を持続する住宅地を開発し、住人が心良く地代を支払ってくれる定借の街を根性で作っていると言う感じでした。
徹底すれば、皆が注目するのだと言う事をまたここでも感じました。
100年定期借地、江戸川区、葛飾区の地主さんも考えてみてはいかがでしょうか。
100年にわたり成熟した素晴らしい資産価値の形成ができるかも知れません。