不動産業は建物も販売しますが、基本的に土地ありきの商売です。
売り物はその地域そのものと言う事になります。
正直建物は、建売住宅であればさほど変わらない建物も多く存在し、お客様も立地条件は建物にも増して重要事項なのだと思います。
よく営業マンは商品を惚れこまなければ売れる営業マンにならないなんて言いますが、不動産業の場合商品はその地域そのものですから、地域を惚れこまなければ売れる営業マンにならないという事になります。
営業マンが 『こんな街住みたくもない』 なんて思っていたら、そこまで思わないにしても、さして思い入れもないのであれば、『この土地はおススメですよ~』なんて言葉も色あせてしまいます。
地域に愛着を持ち、そこにしかない価値を見つけられれば、お客様も説得でき、納得して購入していただけるのではないかと感じます。
その為には、街の事を知ること、興味を持つこと、そうすれば自分の知らなかった見えなかった魅力が伝えられるようになるのではないでしょうか。
不動産業において、地域情報の蓄積や公開も今後重要な要素になってくると感じます。