現在のように景気が悪いと経営者の方々が考えるのが経費削減です。
無駄を省く事は大変重要なことです。
しかしながら、無駄かどうかの分析をする事はもっと大事です。
やみくもに経費を削減してしまえば、本当は必要だったものまで削減してしまい、余計に売り上げが下がってしまう事にもなりかねません。
費用をかけないのなら時間をかけなければなりません。
時間をかけられないからそれをお金で買うわけです。
社員ができない事、苦手な事を無理やりやらせたところで時間の浪費です。
それならば外部に費用を払って前進した方が良い。
しかしながら社員がやればいいのに面倒くさがって、または忙しい事を理由にしてやらない事を外部に費用を払ってやらせたところでお金の無駄です。
なぜなら、その会社(組織)は、強くなることを自ら拒み、外部に依存してしまうのですから・・・。こういった費用が無駄な費用と考えられます。
時間を惜しまず、一致団結して、面倒くさい事を積極的に行い、進直が遅い部分は外部に委託する。
その上で、不要経費を削減していかなければ、安易に無駄だと切り捨ててしまうのは危険です。
また、掛けている経費の最大効果を引き出せているかと言う事も重要です。
経費が無駄なのではなく、それを利用しないことが無駄と言う場合もあります。
結局のところ積極性の高い経費は効果があり、依存性の高い経費は効果が薄いと言う事だと思います。
それを決めるのは、商品やサービスの問題もさることながら、利用者の問題と言う事も大きく考えられると思います。
アグレッシブ(攻撃的)な経費削減を心がけていきたいものです。