前回に引き続き、2009年の不動産動向について、私の勝手な主観を書いていこうと思います。
前回の記事 【2009年不動産動向を読む 【後半戦 動向】】
前回の記事のポイントをまとめてみます。
・市場在庫が少ない
・属性の悪いお客様が多い
・集客してから成約するまでに時間がかかる
これらが現状のポイントとなっていると思われます。
前回のポイントに加えて
・経済が回復傾向である
・金利が上昇傾向である
・物件価格が低下している
・住宅購入世代が団塊ジュニアである
これらもポイントとなってくるのではないでしょうか。
ポイントを考慮して今後の動向を考えると、消費者の購買意欲は高いのでしっかりと情報公開ができている不動産会社は反響に困らないであろうと思います。そして団塊ジュニア世代が住宅購入層の為、購入したいと思っている絶対数も多い。
しかしながら、経済情勢や銀行の貸し渋りなどで従来なら買っているお客様も二の足を踏んでいる。
しかし、消費者もいつまでも二の足を踏んでいるわけではない。今が買い時であろうということは感じているお客様が多いのも事実です。
団塊ジュニア世代もいつまでも住宅購入層なわけではありません。住宅ローンは組みずらくなってきます。
社会的情勢を考慮すると、『やり方次第で結果は出る』という感覚を強く受けます。
今年の暮に向けて景気は上向き、来年の春ころには例年以上の成果を収める不動産業者が多くなるのではと、私は勝手に予測しています。
8月以降も集客活動は、しっかりやればお客様は集まると思います。
8月~12月にかけて行った方がよいであろうと私が思うのは、買換えをPRした仕入および販売です。
買換えですから、仕入リスクも低く在庫を確保する事ができます。
12月以降、来年の春先に私の予想通りお客様が動けば、ちょうど動く時期に在庫が充実しているという事も考えられます。
今年後半の動きとしては、まんざら悲観視したものでもないと思います。
8月現在決まらないのだけど集客できているお客様が、この頃には会社の良き財産になっているかも知れません。
今買い時だと思っているお客様が暮れから、年始にかけて大きく動き出す。というのは私の勝手な主観ですが、悲観視ばかりせずに準備していった方が良いと思います。