本日サッカークラブ世界一決定戦で、ガンバ大阪とマンチェスターユナイテッドの試合がありました。
結果は、5対3でマンチェスターユナイテッドが勝利しましたが、ガンバ大阪はサッカーファンの事前期待を完全に超えてました。
これ以上ない、素晴らしい負け方??? とでもいうべきでしょうか。未来につながる負けであり、ガンバの選手たちはマンチェスターユナイテッドの選手の瞳より数段輝いてました。そういう意味では、勝ちに等しい負けでした。
一方マンチェスターユナイテッドは、負けに等しい勝ちです。慢心している様子がファンからも伝わってきます。
2対0での勝ちの状態から、1点ガンバに返されてやっと本気になり、5対1に点差が広がるとまた慢心して、結局ガンバに2点取られ5対3での勝利だったわけですが、選手はみんな浮かない顔をしてピッチを去りました。
試合には勝ちましたが、気持は負けで終わったのだと思います。
力を出し切れなかった後悔があるのだと思います。
私も長年サッカーをやっていましたので、どう考えても格上の相手に惜しくも負けたとき、各下だと思っていた相手に辛くも勝利した時の経験があります。
チームの士気はというと、格上の相手に惜しくも負けたときのほうが断然高まります。
高い目標を持ち、全力を尽くしているときは、気持の上では充実しています。
楽勝の相手に常勝しているときは、気持の上で迷っています。
客観視した勝敗も大切ですが、本当の勝敗はどんな事柄においても自分の中にあるのだと思います。
テクニック対ハート。結果負けはしましたが、ハートが強かったガンバ大阪に多くの人が心を打たれたことでしょう。
本日は大変良い試合を見れて刺激をもらいました。
ガンバ大阪とマンチェスターユナイテッドに賛美を送りたいと思います。