社員がなかなか思うように動いてくれなくて難儀している社長様や管理職の方も多いと思います。
基本的に3人の人を見る事を私は社員に教育しているのですが、それでもなかなか教育の道のりは長そうです。
社員が見なければならない3人とはどのような人なのかと言うと、デジコムの場合、消費者・クライアント・社長(私)です。
この優先順位が狂ってしまうと社員は思うように結果を出さなくなります。
良くあるパターンとして、1番社長 2番クライアント 3番消費者 の順です。
この順番は真逆です。悪い例です。
社長の顔ばかり気にして行動すると、人間性に欠け自由な表現ができなくなります。
クライアントに重点を置きすぎると、売れない物を一生懸命造る事になります。
消費者に重点を置くと、結果的に皆が良くなります。
順番としては、1番消費者 2番クライアント 3番社長 がベストなわけです。
また、経営者も社員が自分を優先していないと嫌だという傾向もなくはありません。
経営者は意識しなくても行動がそうなってしまっている場合があります。
どんな時でも消費者をみる。
そうすると、良い仕事ができるのだと思います。
それでは直接、消費者と接している不動産会社や建築会社は、誰を見ればよいのか?
これも基本的に3人だと思います。
正しい順番としては、1番依頼者の大切な人 2番依頼者 3番社長 の順ではないでしょうか?
依頼者が大切に思っている人が誰なのか? その人を理解しようとすれば依頼者は喜びます。
そうすれば、良い仕事ができ結果社長も喜び、企業が成り立ちます。
社長に、なんて言われるかなんて気にせず、依頼者の大切な人の為に仕事してみると、良い結果が生まれると思います。
その時かかるコストを時間だけにとどめておけば、社長の逆鱗に触れる事も少ないでしょう。
大金を損するような賭けに出られては社長もたまったものではありませんが、社員が時間を使って依頼者の大切な人の為にがんばったら、その時は何やってんだ!?と社長が思っていたとしても、結果いい社員をお持ちですね。と褒められれば社長は満足なのですから。
上司の顔は数字をはじくときだけ創造し、作業中は末端で喜ぶ人の顔を創造しましょう。
きっといい仕事ができると思います。