10月10日の記事でサービス業の売上の素 と言う記事を書きまして、その続編です。
サービス業の売上の素はサービスと言うお話をいたしました。
集客も当然必要ですが、集客しただけでは売り上げが上がるわけではありません。
お客様がサービスに満足され、お金を払おうと思っていただかなければ売上につながりません。
ですから、サービス業は集客以上にサービスの向上を随時行っていなければならないと言う事になります。
サービスにはコストをかけるものとかけないものがある話も以前書きました。
コストがかかるサービスとしては、プレゼントやキャッシュバックなどです。
コストのかかるサービスは引きは強いのですが記憶に残りません。
1万円キャッシュバックがあってもその時はうれしいのですけど、あとになって思い出すほどの感動はありません。
その点、コストのかからないサービスは、効果が持続することが多いです。
コストのかからないサービスとしては、笑顔、気遣い、あいさつ、言葉づかい、リスペクトする事、知識、身だしなみ、たち振る舞い、言い出したらきりがないくらいありますが、これらはすべて無料でできるサービスです。
お客様が1年、2年と時がたち、また思い出す時に何を思い出すかと言ったら、おそらくコストがかからないサービスの方が記憶に残っていると思います。
インパクトや演出にプレゼントを利用する事は大変良いことだと思いますが、基本的なPricelessなサービスに注力しないまま、プレゼントなどのコストがかかるサービスをイベント的に行ったとしても、売上と言う成果は得られないと思います。
新規集客も大切ですが、今一度サービス品質の向上に目を向けると、意外とそちらの方が即効性のある売上を連れてきてくれるかも知れません。
自分たちはどこよりも良いサービスをしているという自負は大変結構だと思います。
しかしながら、いつでもそれを確信できる裏付けが必要に思います。
指摘されることに腹を立てず、決しておごらずサービス品質の向上に努める事が、いちばんの売上向上の近道かと思います。